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腰痛を予防する呼吸法のススメ
腰痛を予防する方法として、呼吸法にもポイントがあることをご存知の方は少ないのではないでしょうか。呼吸法にはいくつかありますが、腰痛を防ぐのに有効なのは腹式呼吸です。
ヨガや気功をしている方は納得できるかもしれませんが、呼吸法と健康とは深いつながりがあるのです。
複式呼吸が腰痛に良い作用を及ぼすのは、腹筋が鍛えられ、腹腔内圧が上昇するためです。
腹腔内圧というのは、お腹に力をグッと入れた時にお腹にかかる圧のことで、この圧が高いほど身体を支える力がつき、背骨の負荷を軽減することもできるのです。
腰痛以外にも、自律神経を整えたり、胃腸が活発に働くようになるのでお通じがよくなったり、冷え性の改善など、複式呼吸にはさまざまなメリットがあります。
また、腹筋が鍛えられるので、お腹周りが気になる方にもオススメです。
複式呼吸をする時は、基本的に座った状態で行います。
口からでなく鼻から息を大きく吸い込み、お腹を膨らませます。
そして、膨らんだお腹にある空気を全部吐き出すようなつもりで口から息を吐き出します。
この時、丹田(たんでん)というツボを意識するとさらに効果的です。
丹田はおへそから少し下がったところにあるツボです。
息を吸ったり吐いたりする時には、片手を丹田にあてて意識しながら行ってみましょう。
腰痛防止には10分くらいすると良いのですが、ここまでしっかりしなくても、通勤通学の電車やバスの中、お仕事の途中で一息つく時にお腹が膨らむように息を吐き、次はへこむように息を吐くということを気がついた時にしているだけでも効果があります。
腰痛の予防対策